片頭痛って?

片頭痛が起こるしくみ

 

どのように片頭痛が起こるのか、そのしくみについて紹介します。痛み以外の随伴症状が起こることについても理解が深まります。

片頭痛はどうやって起こる?

ズキンズキンと脈打つような痛みが起こる片頭痛は、頭の中で血管が拡がり、拍動に合わせて周囲の神経に刺激が伝わることにより起こります。
何らかの原因で脳の太い血管が拡張すると、その周囲を取り巻いている頭の中で一番大きな神経「三叉神経」が圧迫され、刺激を受けます。刺激を受けた三叉神経からは神経ペプチドとよばれる「痛みの原因となる物質」が放出され、血管の周りに炎症が起こります。すると、さらに血管が拡張し、ますます周りの三叉神経が刺激されます。この刺激が大脳に伝わり、“痛み”として認識されることによって、頭痛が起こるのです。この三叉神経からの情報が大脳に伝わる途中で視覚や聴覚、嗅覚を司る中枢(後頭葉、側頭葉)や、吐き気をコントロールする嘔吐中枢にも刺激が伝わります。それによって、光や音、においに敏感になったり、吐き気や嘔吐といった随伴症状があらわれます。

また、血管が拡張する原因のひとつに「セロトニンの過剰な放出」が考えられています。過度のストレスにより脳が刺激を受けると、血液成分のひとつ「血小板」から血管を収縮させる作用をもつ「セロトニン」が大量に放出され、脳の血管が収縮します。その後、時間の経過とともにセロトニンが分解・排泄されて減少すると、収縮していた血管が今度は反動で急激に拡がり、頭痛が起こるというものです。

頭痛が長引くと刺激がさらに刺激を呼ぶといった悪循環に陥ってしまうことから、痛みが軽いうちに、早めに対処することが大切なことがわかります。

片頭痛が起こるしくみ

イメージ画像 監修:温知会間中病院 院長 間中 信也 先生 イメージ画像 監修:温知会間中病院 院長 間中 信也 先生