片頭痛って?

片頭痛発作の経過

 

片頭痛(発作)はどのような経過をたどるのでしょうか。痛みの変化と各時期にみられる特徴的な症状について紹介します。

片頭痛発作の経過と特徴的な症状

片頭痛の発作は何らかの「誘因」によって引き起こされ、「予兆期」「前兆期」「頭痛期」「回復期」を経て「寛解期」に至ります。

片頭痛発作の経過

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「予兆」は、片頭痛が起こる数時間前から、人によっては1日か2日前に、何となく気分が落ち込む、集中しづらい、無性に食べたくなるなどの漠然とした症状としてあらわれます。
肩がこるようなことをしていないのに、急に肩が重くなり、しばらくするとひどい頭痛と吐き気におそわれる場合、肩こりのせいで頭痛が起こっているのではなく、片頭痛の予兆として、肩こりが起こっていると考えられます。
「予兆」は、多くの患者さんにみられ、これまで気づかなかったことでも、気にしてみると、該当する症状があるかもしれません。

片頭痛の予兆
  • 食欲亢進
  • 首や肩がこる
  • 生あくびが出る
  • 疲労感 など

「前兆」の代表的なものに、「閃輝暗点(せんきあんてん)」という視覚性の前兆があります。これは、目の前にチカチカと光るフラッシュのようなものがあらわれ、それが次第に視野の片側、または中心部に拡大し、視野の一部が見えにくくなるもので、通常は15~30分で消失します。このほか、感覚が鈍くなる感覚異常、言葉が話しにくくなる失語性言語障害などの「前兆」があらわれることもあります。
「前兆」のない人の方が多いですが、「前兆」だけがあって、その後に頭痛が起こらないという人もいます。

「予兆」「前兆」と呼ばれる前ぶれの後、頭痛が起こります(頭痛期)。鈍い痛みから筋痛や肩こりが激しくなり、ピーク時には拍動性の強い痛みとなり、吐き気・嘔吐を伴い、動くと痛みが増し、日頃は気にならないような日常の音や光が不快に感じるようになります。そして、疲労感や眠気があらわれ、痛みは自然に消失していきます(寛解期)。
図では頭痛が軽度から重度に徐々に進行しているようにみえますが、痛みの持続時間は4~72時間と幅があり、予兆のあとに急激に重度の痛みが起こることもあります。