病院に行くときは

頭痛専門医からのメッセージ

 

監修:富士通クリニック 五十嵐 久佳 先生

患者さんのなかには片頭痛と緊張型頭痛の両方を持っている方も少なくありません。両者を見分けるのに頭痛ダイアリーが有用です。

片頭痛と緊張型頭痛

自分の頭痛が、片頭痛か緊張型頭痛か、正確におわかりですか。
両者には対処法に違いがあります。例えば片頭痛は、発作時に体や頭を動かすと痛みがひどくなる場合が多いですが、緊張型頭痛では逆に体を動かす方が楽になるといわれ、ストレッチや入浴などで体を温めて血行を良くする方がよい場合があります。片頭痛発作が怖くて早め早めに頭痛薬を飲んでいた人が実は緊張型頭痛で、ストレッチや入浴で治ったはずなのに、薬の飲み過ぎで薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)を起こしてしまったケースもあります。

まずは自分の頭痛を振り返り、どのタイプの頭痛なのか、また何が誘因となっているのか、じっくり観察してみるとよいでしょう。また、緊張型頭痛の人でも、筋肉疲労や肩こりなど筋肉の収縮(肉体性)からくる頭痛には鎮痛薬が効きますが、ストレス性(精神性)の頭痛に鎮痛薬は効きません。この両者の合併型の頭痛であることも少なくありません。頭痛が起こるたびに頭痛ダイアリーをつけ、何が原因なのか、自分の頭痛はどんなタイプなのかを把握することをお勧めします。

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受診のタイミング

いつもと違う頭痛(激しい痛みが突然起こったり、痛みが日増しに強くなる、高熱や手足の麻痺があるような場合)は、くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など命にかかわる病気の恐れがあります。このような場合にはすぐにかかりつけ医や病院(脳神経外科や神経内科)で診てもらうようにしましょう。
また、いつもの頭痛であっても、頭痛が頻回になった、薬の量が増えた(1ヵ月に10日以上飲む)、市販の鎮痛薬の効果が不十分、頭痛で寝込む、頭痛が心配の種、などの場合は頭痛外来や神経内科、脳神経外科、もしくはかかりつけ医の先生にご相談ください。