病院に行くときは

ほかの診療科にかかっている場合

 

片頭痛の人で片頭痛以外の病気を持っている場合は、その病気や処方されている薬について、必ず医師に伝えるようにしましょう。

共存症とは

同一の人に2つ以上の病気が一緒に存在している場合、その病気どうしを「共存症」と呼びます。この共存症には、互いに病気のメカニズムが似ているものが多く、遺伝的あるいは環境的に共通の因子を持つものが多いと考えられています。
共存症は、場合によっては互いの病気に影響しあい、相乗して悪化させてしまうこともあるので、病気の原因や治療薬を考える上で重要です。片頭痛でも次のような共存症が知られています。

  • 精神科的疾患:うつ病、パニック障害、双極性障害、不安障害
  • 神経疾患:てんかん
  • 免疫疾患:アレルギー性疾患、喘息、自己免疫疾患
  • その他:心疾患(卵円孔開存症など)、高血圧、脳血管障害

これら共存症と片頭痛とは同じ種類の病気というわけではなく、何らかの共通性があると考えられています。
治療では、患者さんが持つ共存症に合った抗うつ薬、抗てんかん薬、抗アレルギー薬(喘息治療薬)などが使用され、実際、片頭痛の予防薬としても効果を発揮します。

2つの診療科への情報提供

片頭痛の人で、治療してもなかなか頭痛がよくならない場合、共存症が影響していることがあります。なかには共存症の存在、すなわち片頭痛以外の病気を持っていることに気づいていない場合もあるので、何か気になる症状がある場合は、かかりつけの医師に相談してみましょう。
また、片頭痛以外の病気を持っていて、2つ以上の診療科にかかっている場合は、それぞれの診療科から処方されている薬について、必ず双方に伝えるようにしましょう。共存症を考慮に入れることによって、片頭痛の薬が変更になる場合もあります。