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スッきりんのバイバイ頭痛講座
総監修:坂井文彦先生 北里大学医学部内科学教授
スッきりんと学ぶ頭痛基礎講座
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緊張型頭痛の予防と治療
 緊張型頭痛は、身体的・精神的ストレスを背景としているため、心身両面の「過度な緊張」を取り除くことが治療の中心となります。
 緊張型頭痛の主な治療法には、「薬物療法」と「理学療法」があります。
 
●くすり

 薬物療法で用いられるくすりとしては、解熱鎮痛薬、抗炎症薬、筋弛緩薬(きんしかんやく)、抗不安薬、抗うつ薬などがあげられます。
◆解熱鎮痛薬
 解熱鎮痛薬、抗炎症薬は痛みの原因を根本から取り除くわけではなく、痛みにだけ作用する対症療法薬です。筋肉の痛みがみられる場合には有効なので、痛みがひどいときに限り、短期間使用します。ただし精神的ストレスからくる頭痛には、効果はありません。
 しかし、これらのくすりを服用を続けると、やがて薬に頼りすぎるようになってしまいます。解熱鎮痛薬や抗炎症薬は薬局で購入できるものもありますが、慎重に用いるようにしてください。
◆筋弛緩薬
 筋弛緩薬は硬くなった筋肉をときほぐします。脊髄(せきずい)には、筋肉の緊張と弛緩のバランスを調節する機能が備わっています。筋弛緩薬は、主に脊髄にはたらきかけ、ストレスによって失われたこの機能を回復させて、筋肉の緊張をやわらげるのです。筋弛緩薬の中には、毛細血管を拡げて血行を促し、筋肉の緊張をほぐす循環改善作用をもつタイプもあります。
◆抗不安薬・抗うつ薬
 不安や悩みなどによる精神的なストレスが頭痛の誘因になっていることが明らかな場合、抗不安薬や抗うつ薬が用いられるケースもみられます。抗不安薬には不安感やイライラ感をやわらげたり、筋肉の緊張をほぐす作用、抗うつ薬には、頭痛の発生に関わる脳内神経伝達物質・セロトニンのはたらきを正常化したり、憂うつ感や不安感を緩和する作用があり、いずれも精神的な緊張をやわらげる効果があります。
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●日常生活
 緊張型頭痛を予防するためには、日頃から心身のストレスを上手に解消することが大切です。仕事や勉強で長時間、机の前に座りっぱなしのことが多い人は、こまめに休憩をとって気分転換をはかり、ときどき背すじを伸ばすなどして、筋肉をほぐすように努めましょう。1日の締めくくりに、ゆっくりとお風呂につかったり、首や肩をマッサージするのも効果的です。ウォーキングやストレッチといった軽い運動を習慣化し、ゆったり、のんびりした時間をもつことが何よりの予防法であり、治療法でもあります。
 また、頭痛が起こってしまってからでも、鎮痛薬をのむ前に、まず適度に体を動かして筋肉をほぐしたり、マッサージや入浴によって血行を促すようにしましょう。
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