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スッきりんのバイバイ頭痛講座
総監修:坂井文彦先生 北里大学医学部内科学教授
スッきりんと学ぶ頭痛基礎講座
頭痛をなめちゃダメ
病院へ行くときは
どうして起こるの? 頭痛発症のメカニズム30
知っていれば楽になる、予防と治療の基礎知識
市販薬の豆知識
知っておいて損しないセルフケアのあれこれ<
頭痛生活の改造プランf
頭痛に関するソボクなギモン
頭痛に関する基礎用語集
医師からのよくある質問Q&A記入シート
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◎病院へ行くときは・・・
 頭痛が起こったとき、医療機関のどの診療科を受診したらよいのか、悩むところですね。たとえば、かぜをひいて頭が痛いなら、一般内科でよいでしょう。しかし、思い当たる原因もなく、頭痛だけが何日も続いたり、がんこな頭痛に繰り返し悩まされるようなケース、つまり「慢性頭痛」の場合、一般内科ではなかなか対応しきれない面があります。
 そこで、気になる頭痛が続くときには、まず「神経内科」または「脳神経外科」を受診してみてください。
 神経内科や脳神経外科は、脳やその周囲の血管、神経系のトラブルの診断・治療を専門としている診療科です。慢性頭痛は、脳の周辺の血管や神経、筋肉などに痛みの原因があると考えられるので、神経内科または脳神経外科を受診するのがもっとも適しています。
 神経内科では、問診や、体温・脈拍・血圧などの計測といった一般的な診察をした後、「神経学的検査」を行います。座ったまま、あるいはあお向けになった状態で、首や手足に麻痺(まひ)や筋肉の萎縮(いしゅく)などがないかどうかを調べたり、歩行困難や姿勢の異常といった症状の有無を確認します。
 また脳神経外科は、くも膜下出血、脳出血など「脳の病気に伴う頭痛」をみる診療科です。慢性的な頭痛の中には、少数ではありますが、脳の病気による危険な病気が隠れている場合もありますので、気になる方は脳神経外科で検査を受けるとよいでしょう。
 脳神経外科では、問診などの一般的な診察のほか、CT、MRIなどの画像検査で脳の中をくわしく調べます。image
 いずれにしても、慢性頭痛については、診断をくだしたり、治療指針を決める上で問診が大きな参考になります。受診の際、医師からたずねられるのは以下のようなことです。
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  □いつどんなふうに頭痛がはじまったか
□いつまでその頭痛が続いたか
□どのような頻度で頭痛が起こるか
□どのような痛みを感じるか
□痛みの程度はどれくらいか
□どんな時にひどくなり、どのようにするとよくなるか
□頭のどの部分が痛むのか
□頭痛のほかにどんな症状があるか
□家族や親族に頭痛持ちの人はいるか
□既往症、治療中の病気や服用している薬はあるか
□仕事は忙しいか、睡眠や休養は十分にとっているか
 
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  このような問いについて、できるだけ詳しく、正確に答えるようにしましょう。
 ほかには、筋肉の緊張度を調べる検査が行われることもあります。
 
●アームチェアテストは、
 全身の緊張状態をみる検査で、緊張型頭痛の診断に有効です。座った状態で、誰かに片腕を持ち上げてもらい、あたかも肘掛け椅子に腕をかけているように力を抜いて、自分の腕を相手の手にあずけます。その状態で腕を支えていた人が手を離すと、通常はだらりと下に垂れ下がりますが、緊張の強い場合は腕がそのまま宙に留まります。

 神経内科は、大学病院や総合病院など、規模の大きな医療機関に設けられているほか、神経内科のクリニックも増えてきています。
 まだ数は少ないのですが、「頭痛外来」や痛み自体の改善を専門とする「ペインクリニック」を設けている病院もあります。ペインクリニックでは、神経に麻酔薬などを注入して痛みの伝達を遮断する「神経ブロック療法」によって、神経痛や慢性関節リウマチなど、さまざまな痛みの除去に取り組んでいます。片頭痛のようなしつこい頭痛も診療対象となっているので、相談してみてもよいでしょう。
 ただし、突発的な激しい頭痛は、くも膜下出血や脳出血など脳神経外科等で、緊急処置を要する程の生命に関わる病気の可能性も高いので、救急車を呼ぶことも考え、一刻も早く医療機関を受診して下さい。
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