スッきりんと学ぶ頭痛講座。
自分に合った対処法、ソボクな疑問、相談できる病院の検索もできます。
総監修:坂井 文彦 先生 (国際頭痛センター長)
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スッきりんと学ぶ頭痛基礎講座
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頭痛が起こったとき、医療機関のどの診療科を受診したらよいのか、悩むところですね。たとえば、かぜをひいて頭が痛いなら、一般内科でよいでしょう。しかし、思い当たる原因もなく、頭痛だけが何日も続いたり、がんこな頭痛に繰り返し悩まされるようなケース、つまり「慢性頭痛」の場合、一般内科ではなかなか対応しきれない面があります。
そこで、気になる頭痛が続くときには、まず
「神経内科」
または
「脳神経外科」
を受診してみてください。
神経内科や脳神経外科は、脳やその周囲の血管、神経系のトラブルの診断・治療を専門としている診療科です。慢性頭痛は、脳の周辺の血管や神経、筋肉などに痛みの原因があると考えられるので、神経内科または脳神経外科を受診するのがもっとも適しています。
神経内科では、問診や、体温・脈拍・血圧などの計測といった一般的な診察をした後、「神経学的検査」を行います。座ったまま、あるいはあお向けになった状態で、首や手足に麻痺(まひ)や筋肉の萎縮(いしゅく)などがないかどうかを調べたり、歩行困難や姿勢の異常といった症状の有無を確認します。
また脳神経外科は、くも膜下出血、脳出血など「脳の病気に伴う頭痛」をみる診療科です。慢性的な頭痛の中には、少数ではありますが、脳の病気による危険な病気が隠れている場合もありますので、気になる方は脳神経外科で検査を受けるとよいでしょう。
脳神経外科では、問診などの一般的な診察のほか、CT、MRI、MRAなどの画像検査で脳の中をくわしく調べます。
CT
コンピュータ断層撮影(Computed Tomography)
放射線などを利用して断面画像を得る技術。撮影時間が比較的短く、容易に断層像が得られる。
MRI
核磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)
核磁気共鳴現象を利用して生体内の内部の情報を画像化する技術。放射線被曝がなく、造影剤なしでMRA(血管の画像)が得られる。
MRA
磁気共鳴血管画像(MR Angiography)
核磁気共鳴画像法 (MRI) を用いて撮影した血管画像のこと。
いずれにしても、慢性頭痛については、診断をくだしたり、治療指針を決める上で問診が大きな参考になります。受診の際、医師から尋ねられるのは以下のようなことです。このような問いについて、できるだけ詳しく、正確に答えるようにしましょう。
こちら
のQ&A記入シートを作成して持参してもよいでしょう。
痛いのはいつ頃から? → ○日前くらいから
どんな時に痛くなる? → 休日に起こりやすい/月経前や月経のときに起こる
どんな風に痛い? → ズッキンズッキンと脈打つように痛む
どうすると痛みが強くなる? → 動くと痛みが増す
どうすると楽になる? → 暗い部屋で休む
予兆や前兆はある? → 目の前にギザギザした光が見える
頭痛のほかに症状がある? → 大きな音がつらい
家族や親族に頭痛持ちの人はいる? → 母親が片頭痛持ち
飲んでいるおくすりは? → ○○○○○
神経内科は、大学病院や総合病院など、規模の大きな医療機関に設けられているほか、神経内科のクリニックも増えてきています。
最近では、頭痛を専門にみてくれる
「頭痛外来」
や、痛み自体の改善を専門とする
「ペインクリニック」
を設けている病院もあります。ペインクリニックでは、神経に麻酔薬などを注入して痛みの伝達を遮断する「神経ブロック療法」によって、神経痛や慢性関節リウマチなど、さまざまな痛みの除去に取り組んでいます。片頭痛のようなしつこい頭痛も診療対象となっているので、相談してみてもよいでしょう。
ただし、突発的な激しい頭痛は、くも膜下出血や脳出血など脳神経外科等で、緊急処置を要する程の
生命に関わる病気
の可能性も高いので、救急車を呼ぶことも考え、一刻も早く医療機関を受診してください。