正しい知識はココロのくすり。
知っていれば安心できる。
いろんな知識とアイデアをスッきりんといっしょにまなびましょう!
監修:五十嵐 久佳先生(北里大学医学部内科学講師)
誰でも日常的に頭痛を体験するものです。かぜをひいたときに頭がズキズキする、二日酔いや徹夜明けで頭がガンガンする……。
それだけではないでしょう。長時間パソコンに向かっていて目の疲れや肩こりを起こし、頭痛を招くことがあります。女性の場合、生理に伴って頭痛を引き起こすケースもみられます。そして、大きな精神的ストレスによって頭が痛くなることもあるのです。
日常的に体験する、理由のはっきりした一時的な頭痛であれば、わたしたちはそれほど重大に考えません。「一晩寝れば治るだろう」と、やり過ごしてしまいがちです。ちょっとつらくても、がまんして自然に治るのを待つか、しばらく横になる、あるいは市販の「痛み止め」(鎮痛薬)を服用する程度でしょう。実際のところ、休養をとれば、たいていの頭痛は解消されることが多いのです。
だからといって、頭痛を甘くみてはいけません。頭痛が、脳腫瘍(のうしゅよう)や脳血管障害(脳卒中)の危険信号かもしれないのです。また、慢性的に続くがんこな頭痛もたいへんつらいもの。仕事や家事、勉強などにも支障をきたすことになりかねません。
「たかが頭痛」とあなどるなかれ。頭痛は、からだの変調を知らせるシグナルです。そのことを心得て、頭痛についての正しい知識を身につけておきましょう。
ひと口に頭痛といっても、いくつかの種類があることをご存じでしたか? 頭痛は、痛みの起こり方によって、大きく「日常的に起こる頭痛」「脳の病気に伴う頭痛」「慢性頭痛」に分けて考えられます。
「日常的に起こる頭痛」は、かぜや二日酔いによるもので、原因が解消されれば自然に治ります。
これに対して、くも膜下出血、脳出血などによって起こる「脳の病気に伴う頭痛」は、何の前ぶれもなく激しい痛みがあらわれることが多く、生命に危険がおよぶケースもあるので注意が必要です。
「慢性頭痛」は、原因がはっきりしないまま、繰り返し起こる頭痛です。いわゆる「頭痛持ち」の頭痛で、頭痛全体の約80%はこのタイプといわれています。慢性頭痛は、その原因やあらわれ方によって「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つに分けられます。
突然に見舞われる強い頭痛はもちろんのこと、安静にしていても治まらない、あるいは繰り返し起こり、しかも次第にひどくなるような場合、そして市販の鎮痛薬を服用してもいっこうに改善されないといったときも、ためらわず医師の診察を受けるようにしましょう。
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